「人質、24時間内に解放」中東TV、犯人側意向伝える
とりあえず、よかった。
ブログ界隈でもイラク関連のニュースが様々飛び交っていた。
一番、響いた言葉が内田樹さんのエントリー...イラク
・・・そういうことが全部分かった上で日本政府はイラク派兵に踏み切った。
その時点で、民間人の犠牲者が出る可能性は誰にでも予想できたはずである。
イラク派兵に賛成した方々はもちろんそのリスクを織り込み済みで派兵を支持したに違いない。
「かりにイラクの無政府状態が内戦状態になり、イラク国民も外国人もふくめて多くの人命が失われるにしても、アメリカとの同盟関係が堅持され、国際社会における威信が獲得できるならトータルではプラスだ」というクールかつリアルな計算をされたはずである。
そうであるなら、イラク派兵を支持した人が、メディアで「こんなひどいことは許せない」といって怒りに打ち震えるということが私には理解できない。
もし、ほんとうに「こんなひどいことがあってはならない」と思うなら、「こんなひどいこと」が起こると分かり切っていた政治的決断をなぜしたのかについてまずおのれの不明を恥じるべきだろう。
イラク派兵には反対であったが、日本全員の中の一人である私にも、こうした問題は何らかの責任があるのだということ。
今後、明かされる真相が知りたい。
まずはこの報道が本当であることを祈ろう。
ー追記ー
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イラクで3人の民間の方が拘束されたという報道。
本日、B-log Cabin経由で、私が見ていた映像以外に放映されない部分があることを知った。
今、Priority の低い議論を行っている時間は無い。国際的な協力も得た上で、救出方法を多方面から考えねばならない。誘拐した犯人達は勿論許せないが、その原因を作った行動は何だったのか、その問いも忘れずに、限られた時間で具体的アクションを決めるべきではないか。凶悪な犯人の脅迫に素直に従うのは、国としての大儀や米国との友好関係を保持する観点からは難しい部分もあろうが、政治を優先した結果、貴重な人命を失い、さらに自衛隊迄泥沼の内戦に引き入れられて行く、という状況は避けねばならないだろう。まずは、現実を直視しよう。未放映映像へのリンクは、Real Player 版と、Windows Media 版の2つ。3人の人質は決して、丁寧な扱いを受けてはいない。
この映像を見て、聞く...言葉を失った。自作自演ではという人さえいるが、この映像を見るとそんなこともいえなくなるような気がする。
こんな記事も見つけた。
Joi→micaさん経由で...
Joi はロイターからの引用をblogしてる。
Joi Ito's Web
Japanese hostages threatened with cannibalism in Iraq
The Japanese news has been suppressing the more vivid videos of the hostage situation in Iraq and continue the "we are not pulling out" line. One piece of news that even the West seems to be suppressing is that the Japanese hostages are being threatened with cannibalism.
Most reports are saying "killed" or "burned alive".
ロイターの記事はこっち。
”もし退去しない場合は、生きたまま焼いて、兵士の食料にするんだ("will burn them alive and feed them to the fighters") ”と、彼らは言っている、と。 feed って・・・。
日本のメディアが出す情報は、フィルタリングされてるとJoiは指摘してた。こういう真実を、blogして知らせてくれとも。
時間はもうそんなに残されていない。僕ができることは、こうやって知られていない事実の一部を流すこと。それとこれからの選挙によって自らの意思表明を行うこと。あとは、祈ること。
退去はテロに屈することにはならない。まずやれることは、退去を表明することではないのか。暴力が起こる構造を崩すことこそ政治に望まれることだと思う。枠組みにこだわって尊い命をなくすことは何が何でも避けてほしい。祈る。祈る。祈る。
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